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入社初日、初めての友だち PAGE7

ผู้เขียน: 日暮ミミ♪
last update ปรับปรุงล่าสุด: 2025-04-24 08:30:25
「へぇー……、あの人主任さんなんですか。なんか真面目そうな人ですね。でも堅物(カタブツ)って感じでもなさそうですし。仕事もバリバリできそう」

「そっか、矢神さんの目にはそう見えるワケね? 実際はそうでもないんだけどねー」

 小川先輩は、まるで桐島主任のことをよくご存じみたいで肩をすくめた。というか上から見ている感じ? どうしてだろう?

「あの……、先輩は桐島さんとどういうご関係なんですか? あの人のことよくご存じみたいですけど」

「ああ。私ね、彼とおんなじ大学の二年先輩なのよ。だから昔っから彼のことはよく知ってるの。プライベートな秘密とかもね」

「…………はぁ、そうなんですか。わたしはてっきり、お二人が恋人同士なのかと」

「んなワケないじゃない。私、同期に彼氏いるし。それに、桐島くんは絢乃会長と婚約してるんだよ。六月に挙式予定で、今は絶賛結婚準備中」

「へぇーー…………、会長と……ですか」

 見るからに美男美女カップルで、わたしの目からもお似合いな二人に見える。でも、お二人には八歳くらいの年齢差があると思うのだけれど、お知り合いになったキッカケは何だったんだろう?

「……もしかして、桐島主任のお家もお金持ちだったりします?」

「ううん、ごく普通の……でもないか。普通よりちょっと裕福なだけの家庭だよ。お父さまがメガバンクの支店長さんでね。ほら、ウチの会社のメインバンクの」

 小川先輩はサラッとすごいことを言ってのけたけれど、それってつまり、こういうことなんじゃ……?

「それって、政略結婚的なことなんじゃ……」

「ああ、違う違う! あのお二人は正真正銘、恋愛結婚だよ。会長が桐島くんのお父さまの銀行をメインバンクに指定されたのも、彼と付き合い始めた後だったしね。会長と彼ね、実は一目ぼれ同士なの。出会ったその日にお互い惹かれ合ったみたいで」

「へぇ~……。そんな小説みたいな出会いってホントにあるんですね」

 美男美女が一目ぼれ同士で惹かれ合って、結婚にまで発展するなんてものすごくドラマチックだ。もちろん、ルックスだけでそうなったわけじゃないだろうし、お二人が婚約するまでにはわたしたち周りの人間の知らない色々なドラマもあったのだろうけれど。

「桐島くんも今は秘書室の主任止まりだけど、結婚後は経営陣に加わるんじゃないかって話もあるんだよ」

「そうなんですね……。一般社員だった人
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